標準加熱性能試験合格
※JIS(日本工業規格)で規定する各試験項目に合格していることを表示しています。
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一般紙用耐火性能試験合格(数字は耐熱時間:--時間) |
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フレキシブルコンピュータディスク用 耐火性能試験合格(数字は耐熱時間:--時間) |
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磁気テープ用耐火性能試験合格(数字は耐熱時間:--時間) |
標準加熱性能試験
標準加熱性能試験は、徐々に火が広がる火災を想定して行います。
試験方法

- 金庫を炉内に入れ、JISが定める標準温度曲線に従って規定時間加熱を行う。
- 加熱終了後は、炉内で自然放冷し庫内温度の低下が明らかに認められるまで測定を行う。
合格基準

■一般紙用耐火性能試験の場合
- 庫内の最高温度177度以下である。
- 庫内の壁全体に貼った新聞紙が変色・劣化などが著しく無く判読可能である。
■フレキシブルコンピュータディスク用 耐火性能試験の場合
- 庫内の最高温度温度52度以下、最高湿度80%以下である。
データ類・紙類の耐熱温度

収蔵品によって耐熱温度が違い、金庫の耐熱性能によっては収蔵に適さない物もあります。 一般の耐火金庫では、庫内の温度を177度以下に抑える基準になっています。しかし、ほとんどの磁気メディアは60度前後でデータが破壊されてしまいます。これでは、大切なデータを焼失する恐れがあります。磁気メディアを火災から守るためには「データセーフ金庫」が必要です。データセーフ金庫は、磁気メディアの敏感な保管条件に合わせ、庫内温度52度以下、湿度80%以下に抑えます。
※このデータはあくまでも参考資料になります。
急加熱・衝撃落下試験合格
※JIS(日本工業規格)で規定する各試験項目に合格していることを表示しています。
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急加熱・衝撃落下性能試験合格 |
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急加熱・衝撃落下性能試験
急激な発火による温度上昇や、爆発による衝撃を想定しています。
試験方法

- あらかじめ1,093度以上に加熱された加熱炉に素早く金庫を入れ、規定時間加熱する。
- 金庫に破裂が無いか確認した後、さらに標準温度曲線に従って加熱を行う。
- 加熱炉から金庫を出し、9.1m(30フィート)の高さより半砕けのレンガの山に落下させる。
- 再度、加熱炉に入れ、規定時間加熱する。
- 加熱終了後、加熱炉内で自然放冷する。
合格基準

■一般紙用耐火性能試験の場合
- 試験体に破裂がないこと。
- 施錠状態で維持していること。
- 庫内の壁全体に貼った新聞紙が変色・劣化などが著しく無く判読可能である。
JIS(Japanese Industrial Standards)日本工業規格とは
JIS(Japanese Industrial Standards)とは、鉱工業品の品質の改善、性能・安全性の向上、生産効率の増進等のため、工業標準化法に基づき制定される日本国の国家規格です。 JISは、製品の種類・寸法や品質・性能、安全性、それらを確認する試験方法や、要求される規格値などを定めており、生産者、使用者・消費者が安心して品質が良い製品を入手できるようにするために用いられています。 経済産業省では、技術の進歩や、安全性の向上等、必要に応じて、JISを制定・改正しています。